春のいのち

その季節によって旬の野菜ってありますよね。

冬が終わり、暖かい日差しに芽吹く緑たち。

長い眠りから目を覚ましたたくさんの小さな命の香りが、優しい風に乗って飛んでくる4月。

4月は日本で旧暦卯月とも呼び、卯の花が咲く月として「卯の花月」を略したものが定説となっている中で、稲の苗を植える月から「稲月(うづき)」とされる説など、様々な意味を持つのを知っていましたか?

そんな春を教えてくれる4月の旬の食材はたくさんあります。

うど、かぶ、さやえんどうにアスパラガス。たけのこやふきなんかもありますね。

他にも普段から食卓に上がるような一般的食材から、この時期ならではの旬の食材はまだまだあるんです。

今回はそんな中でも「ふき」のちょっとした小話を…

ふきは春が旬とされ、冬から春への体調を整える野菜とされています。

新鮮なものはほろ苦い味と特有の香りが楽しまれていますが、肝毒性が強いペタシテニンという成分が含まれているため、食べる際にはアク抜きが必要な食材でもあります。

少しの手間さえかけてあげれば、天ぷらや煮物、味噌汁など様々な料理から、口の中から通ってお腹を喜ばせてくれるに違いありません。

実際に、ふきには多くの食物繊維が含まれており、腸の働きを活発にしてくれるので、便通に役立つ食材と言えるでしょう。

そんなふきは、キク科フキ属の多年草です。

キク科ということもあるのか、ふきには花言葉があります。

「待望」「愛嬌」「真実は一つ」「仲間」

今までの環境からの変化や、新しい出会いの多い時期はぴったりの花言葉ではありませんか?

この花言葉を踏まえた上で、今晩の食卓にちょっと付け加えてみるのも一興かもしれませんね。

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